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MS、国家関与などで脅威高まる脆弱性を公表 - 旧OSにパッチ供給、ゼロデイ脆弱性にも対応

くわえて2017年5月の月例セキュリティ更新で対応した脆弱性15件や、6月の月例セキュリティ更新で修正されたゼロデイ攻撃も確認されている「CVE-2017-8464」「CVE-2017-8543」を含む脆弱性3件も今回のリストに含まれる。

これら脆弱性は、いずれもサポート中のOSなどで修正が行われてきたが、さらに今回のアドバイザリの公開にあわせ、これまで修正されたことがない4件のあらたな脆弱性も挙げた。

「WebDAV」の機能が有効となっている「IIS 6.0」において、細工されたリクエストを受信すると、サーバ上で任意のコードを実行されるおそれがあり、すでに攻撃も確認されている「CVE-2017-7269」のほか、「Windows XP」および「Windows Server 2003」が影響をうける「CVE-2017-0176」「CVE-2017-8461」「CVE-2017-8487」の4件で、修正プログラムが用意されている。

また同社は、「MS08-067」「MS09-050」「MS10-061」など、Windows XPがサポートを終了する以前の古い脆弱性についても危険が高まっているとしている。

(Security NEXT - 2017/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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