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「WarpDrive」の学習機能を刷新、3000問以上収録 - NICT

情報通信研究機構(NICT)は、サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」においてセキュリティやITの知識を学ぶことができるゲーム機能を刷新した。3000問以上を収録しており、国家資格試験の出題範囲などを指定できるという。

「WarpDrive」は、ウェブ媒介型攻撃の実態把握や対策技術の向上に向けたプロジェクト。士郎正宗氏原作のSFアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」とタイアップを展開しており、登場キャラクター「タチコマ」をモチーフとしたソフトウェアを提供している。

同ソフトでは、参加者より情報の提供を受け、ウェブ媒介型サイバー攻撃の実態把握や対策技術の向上を図っていることにくわえ、3択クイズによって気軽にセキュリティやITに関する知識を学ぶことができる「訓練プログラム」を提供している。

今回「訓練プログラム」を大幅に刷新。ゲーム内の出題数を、従来の240問から2000問以上へと大幅に拡充した。技術分野別に学習できる「通常学習モード」と、情報処理技術者試験をはじめとする国家資格試験の出題範囲に応じて学習できる「試験対策モード」を搭載。利用者の目的に沿って学習できるよう機能を向上させた。

またゲームの演出をカットし、クイズに特化した「集中訓練モード」や、日常的にミッションを達成すると報酬としてイラストが収集でき、継続的な利用を促す「データピース」機能なども用意している。

ポータルサイトでは、新規ユーザー向けに無償ダウンロードの提供を開始。アップデートについても配信を開始している。

(Security NEXT - 2025/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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