Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ

Kubernetes環境のデプロイ支援ツール「Helm」の一部テンプレートに脆弱性が判明した。認証情報などが漏洩するおそれがある。

Broadcom傘下のBitnamiが提供する複数の「Helm Chart」においてKubernetesのシークレット情報がウェブサーバのドキュメントルート下の予測可能なパスにファイルとしてマウントされる脆弱性「CVE-2025-41240」が判明したもの。

具体的には、「wordpress」や「drupal」「appsmith」向けに提供されている「Helm Chart」に脆弱性が存在。デフォルトでユーザーの認証情報を含むシークレット情報が保存されるよう設定されており、アプリケーションが外部に公開されている場合、第三者によって参照されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、最高値となる「10.0」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

脆弱性を修正したアップデートが公開されており、更新するよう呼びかけた。あわせて回避策などもアナウンスしている。

(Security NEXT - 2025/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
「Node.js」にセキュリティアップデート - 12月15日に公開予定
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消