「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
ネットワーク認証製品「Cisco Identity Services Engine(ISE)」「ISE Passive Identity Connector(ISE-PIC)」に判明した複数の深刻な脆弱性に対し、攻撃が発生している。Cisco Systemsが注意を呼びかけた。
同社では、現地時間2025年6月25日にセキュリティアドバイザリをリリースし、入力検証不備の脆弱性「CVE-2025-20281」「CVE-2025-20282」を公表。さらに7月16日には情報を追加し、「CVE-2025-20337」を明らかにしている。
いずれの脆弱性も認証を必要とせず、リモートからroot権限で任意のコードを実行することが可能。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、いずれも最高値の「10.0」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」として注意を呼びかけていた。
アドバイザリのリリース当初、情報の公開や悪用は確認されていないとしていたが、現地時間7月24日に情報を更新。7月以降、「CVE-2025-20281」「CVE-2025-20337」を悪用しようとする動きがあることを明らかにした。
これら脆弱性は「同3.3」以降のブランチに影響があり、脆弱性が解消されている「同3.4 Patch 2」「同3.3 Patch 7」へ更新するよう強く推奨している。
アドバイザリの初出時に提供された「同3.3 Patch 6」やホットパッチについては、完全に脆弱性が解消されていないため、注意が必要。
(Security NEXT - 2025/07/29 )
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