「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
機械学習モデルのデプロイに利用されるフレームワーク「BentoML」に脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。
「JSON」や「multipart/form-data」におけるファイルアップロード機能の処理にサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性「CVE-2025-54381」が明らかとなったもの。
ファイルのアップロードを処理するほとんどの「MLサービス」に影響を与える脆弱性だという。
URL形式の入力値を受け取ると、十分な検証を行わずにファイルをダウンロードしてしまうため、認証なしに外部から任意のHTTPリクエストをサーバ側で実行することが可能。内部システムの情報収集や不正な操作に悪用されるおそれがある。
具体的には、認証情報や設定などのメタデータやログをサーバより窃取されたり、内部HTTPサービスやAPIを把握されて不正な操作が行われるおそれがある。セキュリティ機能やアクセス制御のバイパス、連携する内部サービスの不正操作などが行われるおそれもある。
(Security NEXT - 2025/07/30 )
ツイート
PR
関連記事
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性
「Cisco ISE」「PaperCut NG/MF」の脆弱性狙う攻撃に注意
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消