Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明

SonicWallは、リモートアクセス製品「Secure Mobile Access(SMA)100シリーズ」に深刻な脆弱性が確認されたとしてアップデートをリリースした。未知の攻撃に関する報告もあるとし、利用者に侵害調査を実施するよう呼びかけている。

ウェブ管理インターフェースに任意のファイルをアップロードできる脆弱性「CVE-2025-40599」が判明したもの。悪用には管理者権限が必要とされるが、リモートからコードの実行が可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.1」、重要度は4段階中最も高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

「SMA 410」「同210」や仮想アプライアンス「SMA 500v」に影響がある。「SMA 1000シリーズ」や、同社ファイアウォールは影響を受けない。

同社は、ファームウェア「10.2.2.1-90sv」にて同脆弱性を修正した。外部インターフェースにおけるリモート管理の無効化、多要素認証の導入、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の有効化などのセキュリティ対策の強化をあわせて推奨している。

(Security NEXT - 2025/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
コンテナセキュ基盤「NeuVector」に脆弱性 管理者パスワードの変更を
「ImageMagick」に脆弱性 - 不特定多数の画像処理で影響大
セイコーソリューションズ製IoT機器向けルータに深刻な脆弱性
「WhatsApp」とApple製品の脆弱性、連鎖させて攻撃か
「Argo CD」に深刻な脆弱性 - APIで認証情報漏洩のおそれ
米当局、TP-Link製ルータ2件の脆弱性悪用を確認 - 利用中止も勧告