「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満
「Sophos Firewall」に複数の脆弱性が明らかとなった。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれるが、対象機器は1%未満としている。
現地時間2025年7月21日にセキュリティアドバイザリを公開し、バグ報奨金プログラムで報告された「CVE-2025-6704」「CVE-2025-7624」「CVE-2025-7382」をはじめ、「CVE-2024-13974」「CVE-2024-13973」など5件の脆弱性を明らかにしたもの。
アドバイザリの公開時点で、これら脆弱性の悪用などは確認されていないとしている。「CVE-2025-6704」「CVE-2025-7624」については重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
「CVE-2025-6704」は、任意のファイルを書き込みできる脆弱性。特定の構成で「Secure PDF eXchange(SPX)機能」が有効化されており、HAモードで稼働している場合に影響がある。同社は影響を受ける機器は全体の約0.05%としているが、認証を必要とすることなく、リモートよりコードを実行されるおそれがある。
一方「CVE-2025-7624」は、透過型の「SMTPプロキシ」に判明したSQLインジェクションの脆弱性。ファームウェアが「同21.0 GA」より古いバージョンからアップグレードされており、メールの隔離ポリシーが有効となっている場合にコードを実行されるおそれがある。最大0.73%の機器が影響を受けるとしている。
(Security NEXT - 2025/07/22 )
ツイート
PR
関連記事
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正

