Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

12月はマルウェアメールの割合が上昇 - ボットネット「Necurs」が活発化

2017年12月は、マルウェア感染を狙ったメールの割合が上昇した。ボットネット「Necurs」が活発化したことが原因と見られている。

20180111_sy_001.jpg
新種マルウェア亜種の検出動向(画像:Symantec)

米Symantecが、同社における2017年12月の観測状況を取りまとめたもの。

同社が同月に確認したあらたなマルウェアの亜種は4340万件で、前月と同水準だった。

2017年2月には9410万件の亜種があらたに確認されているが、その後減少傾向が続き、10月以降は5000万件を下回っている。

マルウェアの感染を狙ったメールは、431件に1件の割合で送信されており、505件に1件だった前月から上昇した。10月、11月と2カ月連続で改善していたが12月に再び割合が高まっている。

(Security NEXT - 2018/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多