Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介

CrowdStrikeは、同社製品が導入されたWindows端末で正常に起動できなくなる障害が発生した問題を受け、原因となるファイルを示し、復旧方法をアナウンスした。

同社は今回の問題について声明を発表し、同社EDR製品のエンドポイントで稼働する「Falconセンサー」の一部アップデートが原因だったことを明らかにした。サイバー攻撃による影響を否定している。

「%WINDIR%\System32\drivers\CrowdStrike」ディレクトリ下にあるチャネルファイル「C-00000291*.sys」のタイムスタンプが協定世界時4時9分の場合は不具合が生じると説明。5時27分か以降のタイムスタンプであれば、正常に稼働するという。

またmacOSやLinuxベースのホストにくわえて、「Windows 7」「Windows Server 2008 R2」でセンサーが実行されている場合も不具合は生じないとしている。

すでに同社は原因を特定しており、問題のファイルも正常に動作していた以前のものへと差し替えられた。障害が継続している場合は、復旧にあたって正常なファイルがダウンロードされるよう対処する必要があるとし、対応方法をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2024/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開