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12月はマルウェアメールの割合が上昇 - ボットネット「Necurs」が活発化

今回、マルウェア感染メールが増加した背景には、12月後半に「Necurs」ボットネットの活動が活発化したことが影響していると同社は分析。同ボットネットはこれまでも活動と停止を繰り返しており、今回の動きが一時的なものなのかはわかっていない。

一方、同社が扱ったメールに占めるスパムの割合は55.3%で、前月より0.2ポイント減少した。ただし、2017年全体で見ると増加傾向にあり、注意が必要となる。鉱業セクターを狙うスパムが目立っており、年間を通じても同セクターを狙うスパムが58.8%を占めたという。

フィッシングメールは2109件に1件で、前月の2560件に1件から割合が上昇した。

(Security NEXT - 2018/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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