「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
偽の警告画面でだます「サポート詐欺」の相談が増加している。前四半期から3割近く増加し、過去最多を更新した。国内の電話番号から折り返し電話をかけてくるケースも確認されている。
情報処理推進機構(IPA)が、2024年第2四半期に同機構窓口へ寄せられたセキュリティに関する相談状況について取りまとめたもの。
同四半期に対応したセキュリティに関する相談は3757件。前四半期の3225件から約16.5%増加しており、3四半期連続で3000件を超えている。
マルウェアを検出したなどと偽の警告画面でだまし、サポート詐欺などへ誘導する行為の相談は1767件で、過去最多となった前四半期の1385件から約27.6%増。3四半期連続で増加している。
検索結果に連動した広告において、正規サービスを装う偽広告が表示されるケースが確認された。また、電話を切った後も、都内の実在する電話番号で折り返し電話をかけてくるケースも確認されている。発信者番号を偽装できる海外サービスなどもあり、悪用されるおそれもある。
(Security NEXT - 2024/07/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
多治見市の複数小中校で不正アクセス - 迷惑メール1.6万件送信
開発環境が侵害 マルウェア感染と個人情報流出を確認 - ジモティー
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を
「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店

