Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
Acronisは、「Acronis Cyber Infrastructure(ACI)」に関する深刻な脆弱性を明らかにした。すでに脆弱性の悪用が確認されている。同脆弱性については、2023年10月にリリースしたアップデートで修正済みだという。
同製品は、「Acronis Cyber Protect Cloud」向けに最適化されており、ソフトウェア定義のストレージ、ネットワークを提供し、データ復旧や監視などの機能が利用できるハイパーコンバージドインフラストラクチャソリューション。
同社は、協定世界時7月24日にアドバイザリを公開し、「ACI」においてハードコードされたデフォルトのパスワードを利用している脆弱性「CVE-2023-45249」について明らかにした。
脆弱性を悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがあり、すでに脆弱性の悪用が確認されているという。
同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを「9.8」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
同社は、2023年10月30日にリリースしたセキュリティアップデート「ACI 5.4 update 4.2(Build 5.4.4-132)」「同5.3 update 1.3(Build 5.3.1-53)」「同5.2 update 1.3(Build 5.2.1-69)」「同5.1 update 1.2(Build 5.1.1-71)」「同5.0 update 1.4(Build 5.0.1-61)」にて同脆弱性を解消済みとしている。
(Security NEXT - 2024/07/26 )
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