Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

活用進む「AI」、攻撃者側より対策側に多くの恩恵との声も

サイバー攻撃へ「AI」が悪用されるとの懸念が高まっているが、一方でセキュリティ業務を効率化するとのポジティブな見方も少なくない。

ISC2が、2024年4月に国内でセキュリティ業務を担当する実務者を対象にオンラインで意識調査を実施し、結果を取りまとめた。106人が回答している。

20240524_is_001.jpg
AIがもたらす懸念事項(グラフ:ISC2)

回答者の半数が「AI」がサイバー攻撃や悪意ある活動に利用されることを「非常に懸念している」と答えた。「中程度の懸念がある(25%)」「やや懸念している(12%)」との声もあり、「懸念していない」との回答者はいなかった。

具体的な懸念としてもっとも多かったのが「ディープフェイク」。回答者の80%が挙げた。「偽情報、誤情報(76%)」「ソーシャルエンジニアリング(53%)」と続く。

「倫理的な懸念(42%)」「データポイズニング(41%)」「情報漏洩(41%)」「透明性の欠如(37%)」といった声も聞かれた。

(Security NEXT - 2024/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー