Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能

Cisco Systemsのライセンス管理製品「Cisco Smart Software Manager(Cisco SSM)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

現地時間7月17日にセキュリティアドバイザリを公開し、同製品のパスワード変更機能に関する脆弱性「CVE-2024-20419」について明らかにしたもの。

細工したHTTPリクエストにより同脆弱性を悪用し、管理者を含む全ユーザーのパスワードをリモートより認証なしに変更することが可能。正規ユーザーになりすまし、製品のウェブユーザーインタフェースやAPIに対するアクセスが行われるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値である「10.0」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。脆弱性の悪用や公開は確認されていない。

脆弱性の回避策はなく、同社は脆弱性を解消したセキュリティアップデート「同8-202212」をリリース。「同9」については影響を受けないとしている。

また「Cisco Smart Licensing Utility」において、同脆弱性の影響を受けないことを確認した。

(Security NEXT - 2024/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

QNAP製NAS向け複数アプリに脆弱性 - アップデートで修正
伊藤園の米グループ会社でランサム被害 - すでに復旧、情報流出を調査
キッザニアへのサイバー攻撃、個人情報約2.4万件が流出
トレンドマイクロのサーバ向けセキュリティ対策製品に脆弱性
「OpenWrt」で汚染されたビルドが配布可能となる脆弱性
メールサーバからアカウント情報などが窃取 - 京大経営管理大学院
女性向け下着通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
2024年3Qのクレカ不正利用、約132.7億円 - 前四半期比2.4%減
2Qクレカ不正利用、前四半期比16%増 - 被害額が過去最多
修学旅行参加生徒の療育手帳が所在不明 - 西鉄旅行