Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ドコモメールになりすまし警告機能 - 「DMARC」未導入も対象

NTTドコモは、「ドコモメール」でフィッシング詐欺対策を目的とした「なりすましメールの警告表示機能」を10月より順次提供する。独自ドメインからドコモメール宛にメールを送信する場合、9月までに「DMARC」を導入するよう呼びかけている。

同機能は、フィッシング詐欺の可能性がある「なりすましメール」の特徴を含むメールに対し、メール本文の表示や本文中のURLからウェブサイトに遷移する際に警告を表示するもの。

また送信ドメイン認証技術「DMARC」の認証に失敗したり、送信元が「DMARC」を導入していないメールについても対象としており、警告画面を表示する。

あわせて正しい送信元からのメールにブランドロゴを表示させる「BIMI」にも対応する。

Androidでは、「ドコモメール」アプリに同機能を実装し、10月以降提供する予定。「iOS」向けにはブラウザ版のドコモメールを通じて1月より同サービスを提供するとしている。利用料金は無料。

同社は同機能の導入にあたり、ドコモメール宛に独自ドメインからメールを送信する場合は、9月までに「DMARC」を導入するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局