Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米CISA、ファイル共有ツールなどの脆弱性3件を悪用リストに追加

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は12月3日、あらたに3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

ファイル共有ツール「ProjectSend」において認証なしにアプリケーションの設定を変更できる脆弱性「CVE-2024-11680」や、Zyxel製ファイアウォールに判明したパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-11667」を追加した。

また2023年に明らかとなったノースグリッドの「Proself」におけるXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2023-45727」を追加。同脆弱性に関してはゼロデイ攻撃も確認されている。

同庁では、同国行政機関に対し、指定期間内にこれら脆弱性へ対処するよう求めるとともに、脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあるとして、利用者に注意を呼びかけた。

また同庁は、「Lunar Peek作戦」に関連する脆弱性「CVE-2024-0012」「CVE-2024-9474」に関する情報についても確認し、対策を講じるようあわせて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生