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米CISA、ファイル共有ツールなどの脆弱性3件を悪用リストに追加

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は12月3日、あらたに3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

ファイル共有ツール「ProjectSend」において認証なしにアプリケーションの設定を変更できる脆弱性「CVE-2024-11680」や、Zyxel製ファイアウォールに判明したパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-11667」を追加した。

また2023年に明らかとなったノースグリッドの「Proself」におけるXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2023-45727」を追加。同脆弱性に関してはゼロデイ攻撃も確認されている。

同庁では、同国行政機関に対し、指定期間内にこれら脆弱性へ対処するよう求めるとともに、脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあるとして、利用者に注意を呼びかけた。

また同庁は、「Lunar Peek作戦」に関連する脆弱性「CVE-2024-0012」「CVE-2024-9474」に関する情報についても確認し、対策を講じるようあわせて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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