Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性

Zoomが提供するWindows向けクライアントソフトに複数の脆弱性が明らかとなった。最新版へ更新するよう呼びかけている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、現地時間2025年8月12日にセキュリティアドバイザリ2件を公開したもの。

「CVE-2025-49457」は、検索パスの検証不備に起因する脆弱性。認証なしに悪用されるおそれがあり、リモートよりシステム権限を奪われるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.6」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

またインストーラにおいて競合状態が生じ、アプリケーションの整合性へ影響を及ぼすおそれがある脆弱性「CVE-2025-49456」が判明した。CVSS基本値は「6.2」、重要度は「中(Medium)」とした。

いずれの脆弱性も最新バージョンで解消されており、最新版へ更新するよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正
ホスティング管理ツール「Control Web Panel」にRCE脆弱性