「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
トレンドマイクロのエンドポイント向けセキュリティ製品「Trend Micro Apex One」に深刻な脆弱性が確認され、ゼロデイ攻撃が発生している問題で、同社はクリティカルパッチをリリースした。
同社は日本時間2025年8月6日にセキュリティアドバイザリを公開し、「Trend Micro Apex One 2019」の脆弱性「CVE-2025-54948」「CVE-2025-54987」を明らかにしている。
OSコマンドインジェクションの脆弱性で、管理コンソールにアクセスできる場合、認証なしに任意のコードを実行することが可能。すでに脆弱性の悪用が確認されている。
「CVSSv3.0」のベーススコアはいずれも「9.4」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」としていた。
同社はオンプレミス版に向けて緩和策を提供するとともに、修正プログラムの準備を進めていたが、アドバイザリを8月18日に更新。脆弱性へ対処した「Apex One 2019 SP1 Critical Patch B14081」をリリースした。
なお、SaaS板や、「Standard Endpoint Protection」については7月31日のメインテナンスにて修正済みとしている。
(Security NEXT - 2025/08/18 )
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