Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Proself」のアップデートが出揃う - 更新や被害状況の確認を

オンラインストレージを構築できるパッケージソフトウェア「Proself」にゼロデイ脆弱性「CVE-2023-45727」が明らかとなった問題で、ノースグリッドは関連製品のアップデートをリリースした。

同製品は、インターネット上でファイルの受け渡しなどを行うためのオンラインストレージを構築できるパッケージソフトウェア。10月4日に「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性「CVE-2023-45727」が明らかとなった。

同社では、10月17日に「Proself Enterprise Edition」および「同Standard Edition」向けに、同脆弱性を修正したアップデートとなる「同Ver5.63」をリリースしているが、一部影響を受ける製品においてアップデートが未提供となっていた。

同社では10月24日にセキュリティアドバイザリを更新し、「Proself Gateway Edition Ver1.66」および「Proself Mail Sanitize Edition Ver1.09」をリリースしたことを発表。今回のリリースで対象製品のアップデートが出揃ったことになる。

「CVE-2023-45727」については、すでに悪用が確認されており、アップデートの実施にくわえて、同製品の利用環境が侵害されていないか確認するよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県