Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PAN-OS」脆弱性狙う「Lunar Peek作戦」 - FW上にウェブシェル設置

Palo Alto Networksの「PAN-OS」に複数の脆弱性が確認され、すでに悪用されている問題で、同社は、攻撃の詳細を明らかにした。侵害を受けた可能性がある場合はサポートへ連絡するよう求めている。

ウェブ管理インターフェースにおいて、認証を必要とすることなく管理者権限を取得し、設定変更や、他脆弱性の悪用を可能にする認証回避の脆弱性「CVE-2024-0012」や、権限昇格の脆弱性「CVE-2024-9474」が明らかとなったもの。

同社では、今回確認された初期の攻撃活動を「Operation Lunar Peek」と名付け、外部研究者や顧客と連携しつつ、悪用事例について調査を進めている。

報告された事例では、管理インターフェースに対してコマンドを実行したり、ウェブシェルをはじめとするマルウェアをファイアウォール上へ設置していた。設置されたウェブシェルのペイロードは難読化されていたという。

また攻撃者が匿名VPNサービスを経由することで攻撃活動を隠蔽していた。

(Security NEXT - 2024/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意