1週間で脆弱性7件を悪用リストに追加 - 米当局
米政府は、あらたに悪用が確認された脆弱性について注意喚起を行った。いわゆる「パッチチューズデー」にあたる現地時間9月10日以降、あらたに7件が登録されている。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ現地時間9月10日に脆弱性4件、さらに同月13日に1件、同月16日に2件の脆弱性を追加した。
9月10日には、9月のMS月例パッチで当初よりゼロデイ攻撃が確認されていることが明らかにされている「CVE-2024-38014」「CVE-2024-38217」「CVE-2024-38226」「CVE-2024-43491」が公開と同時に「KEV」へ登録。
さらに同じく月例パッチで修正された「Microsoft Windows MSHTMLプラットフォーム」において「なりすまし」が可能となる脆弱性「CVE-2024-43461」は、公開当初に悪用は確認されていないとしていたが、その後ゼロデイ攻撃に悪用されていたことをマイクロソフトが明らかにし、9月13日に追加となった。
同じく9月13日には、Progress Softwareのネットワーク監視ツール「WhatsUp Gold」に判明したSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-6670」が登録となっている。認証を必要とすることなく暗号化されたパスワードを取得することが可能。現地時間8月29日にセキュリティアドバイザリがリリースされていた。
またパッチチューズデーにアドバイザリが公開された「Ivanti Cloud Services Appliance」に判明したOSコマンドインジェクションの脆弱性
「CVE-2024-8190」についても、公開当初、悪用は未確認とされていたが、Ivantiでは9月13日にアドバイザリを更新。一部顧客で悪用されたことを明らかにしている。
(Security NEXT - 2024/09/17 )
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