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ネットワーク監視ツール「Progress WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性

Progress Softwareのネットワーク監視ツール「WhatsUp Gold」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。早急にアップデートするよう呼びかけられている。

現地時間8月29日にセキュリティアドバイザリを更新し、脆弱性3件について明らかにしたもの。

アプリケーションを単一ユーザーで構成している場合に、認証を必要とすることなく暗号化されたパスワードを取得することができるSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-6670」「CVE-2024-6671」が判明したもの。

また認証された低権限のユーザーにより特権ユーザーのパスワードを変更でき、権限の昇格が可能となるSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-6672」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-6670」「CVE-2024-6671」が「9.8」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」。「CVE-2024-6672」についてはCVSS値が「8.8」、重要度は「高(High)」。

同社では脆弱性を修正した「同2024.0.0」をリリースしており、以前のバージョンを利用している顧客に対して、できるだけ早急にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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