中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
奈良市は、市内中学校の個人情報を含む資料が、意図せず奈良県内の学校関係者に公開された状態となっていたことを明らかにした。複数のアクセスも確認されている。
同市によれば、2025年6月9日、中学校の教職員が同県教育機関で利用されているGoogleドライブにPTA総会の議決資料を保存した際、ファイルの共有範囲を誤って設定したという。
同クラウドを利用する奈良県と県内39市町村の教育委員会や教職員、児童生徒が閲覧できる状態となった。同資料には、生徒211人の氏名と所属学級、教職員27人の氏名、PTA会員の提案に対する意思表示、意見、要望などが含まれる。
7月15日に他市町村の教職員から同中学校に連絡があり問題が発覚。履歴を確認したところ、同ファイルに5人がアクセスしていたことが判明した。ファイルをダウンロードするなど、外部に持ち出された形跡は確認されていないとしている。
問題の資料を削除し、閲覧できないよう設定を見直すとともに、同校では保護者に対し、経緯を説明して謝罪した。
今回の問題を受けて、同市教委では、市内の教職員に対して個人情報を含む重要ファイルをGoogleドライブへ共有する際の作業手順についてあらためて周知徹底を図り、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2025/08/19 )
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