約1年前にランサム被害、VPNで海外拠点から国内にも - ユニデンHD
無線通信機器を中心とした電子機器メーカーであるユニデンホールディングスは、2024年8月にランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けていたことを明らかにした。
同社によれば、2024年8月29日に同社サーバが侵害されていることを検知し、サーバ内のデータがランサムウェアにより暗号化されていることを確認。ネットワークから問題のサーバを遮断し、翌日より外部協力のもと調査を進めていた。
同年9月13日には被害が発生した経緯が判明。同年6月17日に同社のオーストラリア拠点にある端末が外部より侵入され、日本拠点と相互接続などを行っていた同拠点のVPNアカウントが侵害されていた。
さらにVPN経由で日本拠点に対しても攻撃が展開され、オーストラリア、日本の両拠点においてドメインの管理者アカウントによりランサムウェアを実行されたという。
同攻撃により、バックアップシステムを含む同社サーバの大部分やコンピュータの一部が同年8月28日、29日に暗号化されたとしている。
(Security NEXT - 2025/07/22 )
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