Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VPN経由でランサム被害 - 産業機械開発設計会社

産業機械の設計や製図を手がけるオートメ技研は、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同社によれば、2024年12月24日にサーバ内のデータが暗号化されていることが判明。翌25日にランサムウェアを用いた攻撃であることを確認したという。

被害の判明を受けて、外部協力のもと原因や侵入経路、被害の範囲について調査を実施。情報流出の痕跡は見つかっておらず、外部流通、二次被害なども確認されていないが、個人情報が流出した可能性がある。

対象となるのは、過去のイベント参加者で、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、会社名または学校名、所属が含まれる。同社では、警察や個人情報保護委員会へ報告するとともに、関係者へ謝罪した。

VPN機器経由で侵害されたと見ており、VPN機器のパスワードを見直すとともに、2段階認証を導入。システムのセキュリティ対策や監視体制について強化し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2025/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性