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VPN経由でランサム攻撃、情報の外部公開を確認 - ベル・データ

サーバやネットワーク機器の販売、保守などを手がけるベル・データは、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で、攻撃経路や情報流出の状況について明らかにした。

同社では、2024年9月19日未明にランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、侵害された可能性があるシステムをネットワークから隔離。事態を公表するとともに、被害状況の確認などを進めていた。

外部協力のもと調査を行った結果、VPN機器を経由して社内サーバにアクセスが行われ、システム内部に保存されていた個人情報を攻撃者によって参照された可能性があることが判明したという。

対象となる個人情報は4万7359件。このうち4万6915件は取引先関係者に関する情報で、氏名、企業名、部署と役職、住所、電話番号、メールアドレスなどだという。のこる444件は同社従業員に関するものとしており、氏名、所属部署、メールアドレスが含まれる。

一部情報については、いわゆる「リークサイト」上にアップロードされていることを確認した。不正利用など二次被害の報告はないとしている。

同社では、警察に被害を申告するとともに、個人情報保護委員会と日本情報システム・ユーザー協会に事態を報告した。すでにシステムは復旧しており、3月17日の時点で業務への影響はないとしている。

(Security NEXT - 2025/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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