Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe ColdFusion」や「Windows」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「Adobe ColdFusion」や「Windows」における既知の脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。

前日のCleoの複数製品に判明した「CVE-2024-50623」の登録に続いて、あらたに脆弱性2件「CVE-2024-20767」「CVE-2024-35250」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。米国内の行政機関へ対応を促すとともに、注意を呼びかけた。

「CVE-2024-20767」は、「Adobe ColdFusion」に明らかとなったアクセス制御不備の脆弱性。インターネット上に公開されている管理画面を通じてファイルの読み込みが可能となる。

Adobeでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.2」、重要度を「クリティカル(Critical)」として3月の月例セキュリティパッチで修正。利用者に対応を呼びかけていた。

一方「Windows」のカーネルモードドライバにおいて信頼されないポインタを参照するために権限昇格が可能となる「CVE-2024-35250」についても悪用されている。

マイクロソフトではCVSS基本値を「7.8」、重要度を上から2番目にあたる「重要(Important)」とし、6月の月例セキュリティ更新で対応していた。

(Security NEXT - 2024/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ