Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古

ランサムウェアによる被害が大きく拡大した背景には、パッチが用意されていない未知の脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃も一因になっていると調査を行ったパロアルトネットワークスは指摘している。

2023年前半に判明した「GoAnywhere MFT」の脆弱性「CVE-2023-0669」、「PaperCut」の「CVE-2023-27350」などが標的となった。

さらに「MOVEit Transfer」の「CVE-2023-34362」「CVE-2023-35036」「CVE-2023-35708」、「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」に判明した「CVE-2023-4966」なども悪用されている。

すべての攻撃者が高い能力を持つとは限らず、ゼロデイ脆弱性を利用できるわけではないが、ゼロデイ脆弱性の悪用が開始されると、投稿件数のゆるやかな上昇が見られたという。

20240222_pn_002.jpg
リークサイトにおける月ごとの投稿数。脆弱性の悪用がはじまるとゆるやかな増加が見られたという(グラフ:パロアルトネットワークス)

(Security NEXT - 2024/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市
学校でグループウェアを操作ミス、アンケートや成績など流出 - さいたま市
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消