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2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少

2025年第2四半期に個人から寄せられたセキュリティの相談件数は、前四半期から約8.5%減となる2941件だった。「サポート詐欺」に関する相談が依然として多く寄せられている。

情報処理推進機構(IPA)が、同四半期に同機構の「情報セキュリティ安心相談窓口」で対応した個人からの相談状況について取りまとめたもの。

従来は企業や組織からの情報も含んだ形で統計を取りまとめていたが、2025年4月から企業組織からの相談を「サイバーセキュリティ相談窓口」で対応しており、今回の統計からは除外されている。

相談内容を、「マルウェアを検出した」などと偽の警告画面で不安を煽り、「サポート窓口」を装って金銭をだまし取ったり、端末を侵害する「偽警告」は912件だった。前四半期の1084件から約15.9%減少したものの、依然として高い水準にある。

2025年5月にインドにおいて日本人を狙う「サポート詐欺」に関与したとされる主要メンバーが逮捕されたが、その後は相談件数が減少しているという。

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「情報セキュリティ安心相談窓口」における対応件数の推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2025/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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