米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
米当局は、悪用が確認されている6件の脆弱性について注意喚起を行った。「Microsoft SharePoint Server」の脆弱性についてはランサムウェアの標的にもなっている。
悪用が確認されているとして、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が現地時間2025年7月22日に6件の脆弱性を追加したもの。
同庁では7月20日に「SharePoint Server」に関する「CVE-2025-53770」を「KEV」へ追加しているが、同脆弱性の前身とも言えるコードインジェクションの脆弱性「CVE-2025-49704」や、認証のバイパスが可能となる「CVE-2025-49706」を登録した。一連の脆弱性に対して「ToolShell」攻撃が展開されている。
また「CVE-2025-49704」「CVE-2025-49706」については、ランサムウェアを用いた攻撃にも悪用されていることが確認されていることを明らかにした。
「CVE-2025-49704」「CVE-2025-49706」は現地時間7月8日の月例セキュリティ更新で解消されているが、その後定例外でリリースされた「CVE-2025-53770」「CVE-2025-53771」の修正パッチにはより幅広い対策が含まれていると説明。米行政機関に対し、同月23日までに対策を講じるよう求めた。
(Security NEXT - 2025/07/25 )
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