Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

身に覚えがない「自分からのメール」に注意 - マルウェア感染の危険潜む

SNSへの投稿を見ると、メールの添付ファイルがマルウェアであると気が付かないユーザーもいるようだ。

「ガラケー利用者なのでなぜこのようなメールが届いたのかわからない」など、不審に感じつつも対処に困るユーザー。さらには「自分のメールアドレスからメールが届いたが、ファイルを開けない」といった投稿など、感染被害には至っていないようだが、危険に気が付いておらず、マルウェアを開こうとしてしまっているケースも見受けられた。

現在、猛威を振るっている「Locky」へ感染させようとするメールの手口は、上記にとどまらず幅広いバリエーションで送信されている。

これまでのマルウェアと同様、「Invoice」「Voicemail」「FAX」など受信者に関係あると見せかけたメールが大量に拡散。ランダムな数字の連番などをファイル名に組み合わせるケースも目立つ。

もっともらしくセキュリティ対策製品やサービスにより「チェック済み」であるかのように見せかけるため、添付ファイルの名前の最初に「SCAN_」といった文字列を入れていたケース。さらにメールの署名に「This email has been scanned by the Symantec Email Security.cloud service」と、マルウェアチェックが行われたかのように見せかける記載を追加するなど、利用者を騙すため、さまざまな演出が行われている。

(Security NEXT - 2016/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
ランサム被害が発生、製品出荷などに影響 - 業務用加湿器メーカー
ランサム被害で出荷停止、2日後より順次再開 - オオサキメディカル
ランサム攻撃でサーバやPC30台が被害 - 清掃用品メーカー
教員VPNアカウント悪用され侵入、不審検索履歴から発見 - 芝工大
サーバがランサム感染、情報流出は調査中 - ソフトウェア開発会社
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社