Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を

Cloud Software Groupは、「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」に深刻なゼロデイ脆弱性が確認されたとして注意喚起を行った。すでに悪用されているという。

現地時間2025年6月25日にセキュリティアドバイザリを公開し、メモリ処理に起因する脆弱性「CVE-2025-6543」について明らかにしたもの。すでに悪用が確認されているという。

同社では、現地時間2025年6月17日にもセキュリティアドバイザリをリリースしており、脆弱性「CVE-2025-5777」「CVE-2025-5349」に注意するよう呼びかけたが、異なる脆弱性となる。

今回判明した「CVE-2025-6543」は、「VPN」「ICA Proxy」「CVPN」「RDP Proxy」などゲートウェイ環境として利用している場合や、認証認可サーバとして利用している場合に影響を受ける。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.2」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2025/06/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Red Hat OpenShift AI」に脆弱性 - クラスタ管理者権限奪取のおそれ
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
Doxense製プリントサーバ管理ソフト「Watchdoc」に深刻な脆弱性
構成管理ツール「Chef Automate」に深刻な脆弱性 - 9月初旬に修正
「Rancher Manager」に脆弱性 - フィッシング悪用や情報漏洩のおそれ
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か