ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ

コンクリートの防食工事を手がける日本ジッコウは、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で、被害を受けたサーバ内に個人情報を含むデータが保存されていたことを明らかにした。

同社では2025年4月18日にシステムの異常を確認。ランサムウェアにより複数のサーバや端末において、内部のデータが暗号化されていたことを確認した。

5月21日に事態を公表するとともに調査を進めてきたが、インターネット経由で内部ネットワークに侵入され、社内システム環境がランサムウェアの被害を受けたことが判明した。

データを暗号化されたサーバには、見積書や契約書、請求書、注文書など取り引きに関する情報や、作業員名簿や現場データ、安全書類、工事管理書類、図面など工事に関する情報が保存されていた。

6月10日の時点で外部における情報の漏洩などは確認されていない。現在も外部協力のもと、原因や情報流出の有無、影響範囲などを調べるとともに、復旧作業を進めていくとしている。

（Security NEXT - 2025/06/17 ）ツイート