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身に覚えがない「自分からのメール」に注意 - マルウェア感染の危険潜む

スマートフォンの利用者なら、撮影した画像などを別の端末で参照したい場合、自分宛にメールで送信した経験があるかもしれない。マルウェアを感染させようとする攻撃者は、そうしたメールに勘違いさせるようなメールをばらまいているわけだ。メールは「送信元(From)の偽装」が容易であり、簡単に受信者自身が送信したメールのように見せかけることができる。

偽装メールの一部では、メール本文の文末に「Sent from my Sony Xperia smartphone」や「Sent from my iPhone」といった署名を記載していることもある。あたかもスマートフォンから発信されたように見せかけるテクニックだ。

こうしたマルウェアメールの多くは、zipにより圧縮された「JavaScriptファイル」がメールへ添付されているが、本文などでは「Document2.pdf」や「Document(1).pdf」など、PDFファイルであるかのように偽装しているケースもある。

また意図的であるかは不明だが、ファイル名が重複し、あたかもPC上で連番が付されたようなファイル名にも注目したい。メールの「不審さ」を払拭しようとする攻撃者の工夫のひとつとも考えられる。

(Security NEXT - 2016/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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