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「SpyEye亜種」を国内外で観測、今後の活動に注意 - トレンド月間レポート

「TROJ_SPYEYE.SMEP」は世界ランキングの6位にも入っており、ボットを操るツールがネット上で売買されていることから、今後被害が拡大するおそれがあるとして、同社では警戒している。

偽セキュリティソフト「TROJ_FAKEAV」の国内での感染被害報告が増加している。なかでも、「System Tool」の名で流通している偽セキュリティソフトは、感染すると壁紙を変更し、ウイルス警告を全画面に表示させてユーザーの恐怖心を煽るという。

ワールドワイドのウイルスランキングでも、トップは「WORM_DOWNAD.AD」だった。2位の「CRCK_KEYGEN」と3倍以上の差をつけている。

3位にはグリーティングカードを装った「WORM_KELIHOS.SM」が圏外から浮上した。新年の挨拶を装った件名が多いが、検出数は2月に急増を見せたという。

国内の不正プログラム検出状況は以下のとおり。

1位:WORM_DOWNAD.AD
2位:CRCK_KEYGEN
3位:MAL_DLDER
4位:HKTL_KEYGEN
5位:WORM_ANTINNY.AI
6位:PE_PARITE.A
7位:TROJ_SPYEYE.SMEP
8位:WORM_ANTINNY.JB
9位:MAL_OLGM-41
10位:TROJ_DLOADR.KDS

(Security NEXT - 2011/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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