「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
トレンドマイクロのエンドポイント向けセキュリティ製品「Trend Micro Apex One」に深刻な脆弱性が判明した。ゼロデイ攻撃が確認されており、同社では緩和策を公開するとともに、修正パッチの準備を急いでいる。
同社は現地時間2025年8月5日にセキュリティアドバイザリを公開し、オンプレミス版「Trend Micro Apex One 2019」の管理コンソールに関する脆弱性「CVE-2025-54948」「CVE-2025-54987」を明らかにした。
いずれもOSコマンドインジェクションの脆弱性としており、管理コンソールへアクセスできる場合に、認証を必要とすることなく任意のコードを実行できるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、いずれも「9.4」としており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
脆弱性の悪用が確認されており、同社は脆弱性の修正パッチを2025年8月中旬に提供する予定。
(Security NEXT - 2025/08/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も

