Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増

日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は、2021年度にプライバシーマークの付与が認められている事業者より報告が寄せられた個人情報関連の事故状況について取りまとめた。

同年度は、1045社の付与事業者より3048件の事故報告があった。前年度の939社、2644件からいずれも増加している。同マークを付与されている事業者の6.2%がなんらかの報告を行った計算となり、前年度の5.6%から0.6ポイント上昇した。

事故の発生原因を見ると、前年度に引き続き「誤送付」が1938件でもっとも多く63.6%を占める。次いで誤送付や紛失、盗難にあてはまらず「その他漏洩」と分類されたケースが570件(18.7%)、「紛失」が380件(12.5%)で続いた。

さらに「目的外利用」が50件(1.6%)、「誤廃棄」が38件(1.2%)、「同意のない提供」が33件(1.1%)となっており、「内部不正行為」が12件、「不正取得」が7件だった。

20221017_jp_001.jpg
Pマーク付与事業者における事故報告件数の推移(グラフ:JIPDEC)

(Security NEXT - 2022/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ