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ノートルダム大聖堂の火災、便乗サイバー攻撃に注意

これまでも実際に東日本大震災はもちろん、地震や津波といった大規模な災害、航空機事故などに便乗した攻撃が確認されている。

特に今回の火災は、世界遺産の火災という衝撃的な映像が流れ、大手有名企業による寄付が発表されるなど、高い関心が寄せられている。募金に見せかけて金銭を送らせたり、個人情報をだまし取る行為へ特に注意が必要だ。

攻撃対象が個人とは限らない。フランスをはじめ、グローバルで事業を展開する企業なども警戒が必要だ。

公的機関になりすまして送信されたマルウェアメールはもちろん、企業の役員になりすまし、寄付に見せかけて送金を指示する「ビジネスメール詐欺(BEC)」といった手口にも気を付けたい。

再建には少なくとも数年、さらに数十年にも及ぶとの指摘も出ており、緊急を要する状況ではない。寄付を求めるメールやショートメール、ウェブサイトなどに注意し、寄付をする場合は、信頼できる公的な機関や、同機関が運営するサイトであることなどをしっかり確認した上で行う必要がある。

(Security NEXT - 2019/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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