Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を

8月8日に宮崎県沖を震源とする地震が発生し、一時「南海トラフ地震臨時情報」も発表された。災害などに便乗するフィッシング攻撃や、騒ぎに乗じた「偽情報」などこれまでもたびたび確認されており、警戒が必要だ。警察庁も注意を呼びかけている。

災害など世間より強い関心が寄せられるトピックは、つねに攻撃者の標的となっている。これまでも公的機関の注意喚起や寄付の呼びかけなどを偽装し、情報や金銭をだまし取るフィッシング攻撃がたびたび確認されてきた。

今回のケースでも、従来と同様にメールやSMS、SNS経由で送られたURL、添付ファイルなどに警戒し、信頼できる相手であるか確認する必要がある。

情報が錯綜しがちな災害時に、「偽情報」や「誤情報」をSNSなどへ投稿する行為も発生している。無関係な画像を、あたかも関連するかのように装ったり、AIで生成した画像などを流布するなど、悪質なケースもある。

みずから投稿しなくとも、SNSの性質上、善意の第三者が「偽情報」「誤情報」に触れて信じてしまい、良かれと思い安易に共有してしまうリスクもあり、注意が求められる。

(Security NEXT - 2024/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
ホビー通販サイトが改ざん被害 - 個人情報流出の可能性
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
GovTech東京の支援プログラム、受講者間で個人情報が閲覧可能に
保存場所を誤り、児童用端末から成績が閲覧可能に - 大阪市
職員が患者の検査画像をSNSに投稿 - 都内の循環器専門病院
健康ポイント参加者宛の案内メールで誤送信 - 鏡野町