Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
Trend Microが提供する「Trend Micro Endpoint Encryption PolicyServer」に複数の深刻な脆弱性が判明した。アップデートが呼びかけられている。
現地時間2025年6月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、8件の脆弱性について明らかにしたもの。脆弱性の悪用は確認されていないという。
具体的には、信頼できないデータをデシリアライズし、認証を必要とすることなくリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-49212」「CVE-2025-49213」「CVE-2025-49217」が判明。認証をバイパスし、管理者権限での設定変更が可能となる「CVE-2025-49216」についても確認された。
特にこれら4件の脆弱性については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアがともに「9.8」と高く、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
のこる4件の脆弱性についても「8.8」から「7.7」のレンジで評価されており、いずれも重要度は2番目に高い「高(High)」とされている。
同社は、脆弱性へ対処した「同TMEE PolicyServer Patch 1 Update 6」をリリース。利用者に最新版を利用するよう呼びかけている。今回のアップデートで修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-49211
CVE-2025-49212
CVE-2025-49213
CVE-2025-49214
CVE-2025-49215
CVE-2025-49216
CVE-2025-49217
CVE-2025-49218
(Security NEXT - 2025/06/19 )
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