「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
「CrowdStrike」のEDR製品が導入されているWindows端末において大規模な障害が発生した問題で、被害者を狙ったサイバー攻撃が展開されている。関連付けたドメインも多数登録されており、フィッシング攻撃や修復ツールを装ったマルウェアに警戒が必要だ。

第三者が取得した「CrowdStrike」のブランドを用いる便乗ドメイン(画像:CrowdStrike)
CrowdStrikeは、今回の問題に便乗した悪意ある活動を監視しており、サポートを装ったフィッシングメールが出回っていると説明。
電話で同社関係者になりすます手口や、独立したセキュリティ研究者を装い、サイバー攻撃に関連している証拠があるなどと主張して修復へ協力するなどと近づくケースもあるという。
現地時間7月19日の段階で、同社ブランドや「bluescreen」「bsod」「fix」などといった単語を含み、今回の問題を想起させたり、同社に関連すると見せかけたドメインが、少なくとも30件以上確認されている。
同日の時点でこれらドメインすべてで必ずしも悪意ある活動が確認されたわけではないが、今後ソーシャルエンジニアリングなどで悪用されるおそれもある。
(Security NEXT - 2024/07/22 )
ツイート
PR
関連記事
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - やまがた産業支援機構
配布調査書に個人情報、作成元資料のデータが残存 - 都立高