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7月はウイルスも相談件数も軒並み減少 - IPAレポート

情報処理推進機構(IPA)は、7月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。ウイルス検出数や届出数に大幅な縮小が見られた。

レポートによれば、7月のウイルス検出数は約2万3000件で、6月の約3万8000件から39.4%減少した。同一の届出者のもとで同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする届出件数も1064件で、前月の1209件から12%減少している。

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7月のウイルス届出数(グラフ:IPA)

検出数の1位は「Netsky」で、全体の45.5%を占めた。次いで「Mydoom」「Autorun」と続く。6月に急増し2位に入った「Gammima」は、ランキングから姿を消している。届出数の順位も同じだが、割合は20%前後で拮抗している。

不正アクセスの届出件数は8件。そのうち5件で被害が発生している。内訳は侵入が4件、なりすまし1件だった。不正アクセス関連の相談件数は47件。そのうち15件で被害が発生した。

(Security NEXT - 2011/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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