インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
フィッシングサイトの約8割が国内ブランドを装ったもので、詳細を見ると「金融」が70.2%でもっとも多い。
「企業(17.8%)」「通信事業者(8.4%)」「eコマース(2.6%)」と続いている。「SBI証券」「JCB」「三井住友カード」「楽天」を装ったフィッシングサイトが多数報告された。
海外ブランドを装ったフィッシングサイトは約8%だった。カテゴリでは「eコマース」が63.6%を占め、「金融」が29.2%と続くなど、国内とは傾向が異なる。
具体的なブランドとしては「Amazon」と「Apple」を装うケースが全体の6割近くを占めた。
一方「ウェブサイト改ざん」は231件。全体に対する割合は小さいものの、前四半期の95件から143.2%増と目立った動きを見せた。4月が26件だったのに対し、5月64件、6月に141件と後半に向けて増加している。
(Security NEXT - 2025/07/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
中小企業4社に1社でインシデント被害 - 約7割で「取引先に影響」
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
活用進む「AI」、攻撃者側より対策側に多くの恩恵との声も
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」