インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
2025年第3四半期は、インシデント件数が前四半期比24.3%増加した。「フィッシングサイト」と「スキャン」の増加が目立っている。
JPCERTコーディネーションセンターが、2025年第3四半期に報告を受けたインシデントの状況について取りまとめたもの。
同センターによれば、2025年7月から9月まで寄せられたインシデント報告は2万3875件。前四半期の1万4558件から約1.6倍に増加した。8月は7000件台だったが、7月と9月は8000件超の報告が寄せられた。
重複を除いたインシデント件数は1万379件。前四半期の8348件から約24.3%と大幅に増加した。一方でインシデントの拡大防止のために対応を依頼した調整件数は3257件となり8%減少している。
インシデントの内容を見ると、「フィッシングサイト」が9063件で、前四半期の7358件から23.2%増加した。報告全体の87.3%を占めている。
(Security NEXT - 2025/10/28 )
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