Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加

JPCERTコーディネーションセンターは、2024年第2四半期に報告を受けたインシデントの状況について取りまとめた。インシデント件数が8.5%増となった。

同センターによれば、同四半期に寄せられたインシデントの報告は1万5396件。前四半期の1万1741件から31%増加した。

重複を除いたインシデント件数は、前四半期の6089件から8.5%増となる6604件。関係者などへ対応を依頼した調整件数は4176件だった。

インシデントの内容を見ると、「フィッシングサイト」が5025件で全体の76%を占める。前四半期の4781件から5.1%増加した。

国内ブランドを装うケースが60%と半数以上を占める。国外ブランドを装うケースは19%で、21%はブランドが不明だった。eコマースを装うケースが78.3%と大半を占めており、金融が15.7%で続いている。

(Security NEXT - 2024/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
メール誤送信で音楽教室会員のメアド流出 - 河合楽器
メールサーバがスパム送信の踏み台に - 横浜みなとみらいホール
ランサム被害でサーバを停止、詳細を調査 - 三笑堂
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ