インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
2025年第2四半期は、前四半期からインシデントが大幅に増加した。なかでもサイトの改ざんが前四半期の約2.4倍と増加が目立った。
JPCERTコーディネーションセンターが、2025年第2四半期に報告を受けたインシデントの状況について取りまとめたもの。
同センターによれば、2025年4月から6月までに寄せられたインシデント報告件数は1万4558件。4月、5月は4000件台前半だったが、6月に6228件と跳ね上がった。前四半期の1万102件から約44.1%増加している。
重複を除いたインシデント件数は8348件。前四半期の6081件から37.3%増。インシデントの拡大防止のために対応を依頼した調整件数は3544件で10.8%減少した。
インシデントの内容を見ると、「フィッシングサイト」が7358件。前四半期の5267件から39.7%増加した。報告全体の88.1%を占めている。
(Security NEXT - 2025/07/24 )
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