警察庁、ランサムウェア「Phobos」「8Base」の復号ツール開発
「復号ツール」や「利用ガイドライン」は、同庁ウェブサイトよりダウンロードすることが可能。
亜種を含め「Phobos」や「8Base」による攻撃では「.phobos」「.8base」「.elbie」「.faust」「.LIZARD」などの拡張子が利用されている。
これら以外の拡張子が用いられるケースもあり、暗号化されたファイル名の命名規則が一致する場合、復号できる可能性がある。
警察庁では、ランサムウェアの被害に遭った国内の企業などに対して相談を促し、希望があった場合は復号ツールを活用してデータの復元を支援する方針。
同庁では、2024年2月にも「LockBit」に対応する復号ツールを公開している。また他ランサムウェアについても、「No More Ransom」プロジェクトなどで復号ツールが公開されているケースがあるとして、活用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/07/22 )
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