複数国連携で「LockBit」の開発者など逮捕 - 防弾ホスティング関係者も
欧州刑事警察機構は、ランサムウェアグループ「LockBit」の関係者4人を逮捕し、関連するサーバを押収したと発表した。
法執行機関によって押収された「LockBit」のリークサイト(画像:欧州刑事警察機構)
「LockBit」は、「RaaS(Ransam as a Service)」としてアフィリエイト参加者を広く募り、世界規模で攻撃が展開されているランサムウェア。政府や重要インフラをはじめ、多業種に対して攻撃を展開。2021年から2023年にかけて、リークサイトでもっとも多くの犯行声明を出しており、国内でも被害者が発生している。
同機構や複数国の法執行機関参加のもと、2月と5月に「Cronos作戦」が展開されてきたが、日本を含む12カ国の法執行機関が参加した今回の第3フェーズで、複数の関係者をあらたに逮捕し、攻撃に用いたサーバを押収したという。
フランス当局の要請で「LockBit」の開発者と見られる人物を逮捕。イギリス当局は「LockBit」のアフィリエイト参加者をサポートしていた2人を逮捕した。
スペイン当局は、ランサムウェアのインフラの一部として利用されていたサーバ9台を押収。さらにランサムウェアグループが使用していた匿名性が高いいわゆる「防弾ホスティングサービス」の管理者を逮捕した。
(Security NEXT - 2024/10/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2024年9月29日〜2024年10月5日)
「Okta」にポリシー回避の脆弱性 - 修正を実施、ログの確認を
「iOS」「iPadOS」に「VoiceOver」でパスワード漏洩のおそれ
「MS Edge」のアップデートが公開 - 脆弱性3件を修正
【特別企画】有識者や実務者が「JPAAWG」に集結 - 最新脅威動向や対策ノウハウを共有
Cisco、セキュリティアドバイザリ14件を公開 - 一部製品はEOLで修正なし
制度登録企業宛のメールで誤送信、メアド約1500件が流出 - 新潟県
統計調査員が個人情報含む調査関係書類を紛失 - 大阪府
米当局、「Zimbra」狙う攻撃に注意喚起 - メール「CC」に不正コード
企業情報をメール誤送信、添付ファイル分離で一部影響を軽減 - 島根県