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「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開

Ivantiは、エンドユーザーのデスクトップ環境やアプリなどを管理する「Ivanti Workspace Control(IWC)」に脆弱性が確認されたとしてアップデートをリリースした。

現地時間2025年6月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、3件の脆弱性について明らかにしたもの。脆弱性の悪用などは確認されていない。

ハードコードされたキーにより、ローカル環境でSQL資格情報を復号化できる「CVE-2025-5353」「CVE-2025-22455」や、環境内で利用するパスワードを復号化できる「CVE-2025-22463」が確認された。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2025-5353」「CVE-2025-22455」がともに「8.8」、「CVE-2025-22463」が「7.3」と評価されている。重要度はいずれも4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

同社は脆弱性を解消した「同10.19.10.0」をリリースし、利用者にアップデートするよう求めた。また2026年12月31日にサポートを終了する予定であるとしてあわせて注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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