「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認
Ivantiは現地時間2025年7月8日、複数の製品に脆弱性が明らかになったとして、セキュリティアドバイザリ3件を公開した。脆弱性を修正したアップデートを提供している。
IT資産や構成の管理が行える「Ivanti Endpoint Manager(EPM)」では、他ユーザーによってパスワードが復号されるおそれがある暗号化処理の不備「CVE-2025-6995」「CVE-2025-6996」や、SQLインジェクションの脆弱性「CVE-2025-7037」が判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2025-6995」「CVE-2025-6996」がともに「8.4」、「CVE-2025-7037」が「7.2」とされており、いずれも重要度は「高(High)」とされている。
モバイルデバイス管理製品の「Ivanti Endpoint Manager Mobile(EPMM)」では、リモートからのコード実行が可能となるOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-6770」「CVE-2025-6771」が判明した。CVSS基本値はともに「7.2」と評価されており、重要度は「高(High)」とされている。
またアクセス管理製品「Ivanti Connect Secure(ICS)」「Ivanti Policy Secure(IPS)」では、重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性6件が明らかとなった。バッファオーバーフローやログに対する機密情報の出力、認証済み管理者による設定変更などのおそれがある。
いずれもアドバイザリの公開時点で脆弱性の悪用は確認されていない。同社は各製品向けに脆弱性を修正したアップデートを提供しており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/07/10 )
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